活動報告
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2021/05/24:下水処理場消化ガス発電施設の現地調査
下水処理場消化ガス発電施設の現地調査

 5月24日、下水道中津終末処理場に建設された消化ガス発電施設の現地調査に行きました。
 この施設は、下水処理場から出る可燃性のメタンを主成分とする「消化ガス」を活用して発電するものです。
 民間の発電事業者が発電施設を設置し、市には消化ガス売却収入や土地使用料が入り、発電分に相当する温室効果ガスも削減できます。
 

下水処理場消化ガス発電施設の現地調査

 消化ガスは下水汚泥を微生物に分解させる際に発生し、これまで発生する年約29万5000㎥全てを燃やし、約4割は汚泥分解工程での加温用に使っていました。
 売却先は、月島機械を代表とする事業者で売却量は年23万1234㎥。処理場内にガスエンジン2基計49kWの装置を備え、一般家庭約120世帯に相当する年約42万キロワット時を発電します。
 

 事業者は再生エネルギー固定価格買い取り制度を活用し、九州電力送配電に販売する。エンジンを冷却した温水や、売却量との差のガスは汚泥分解に活用します。