2021/04/15:中津市の将来人口推計
4月15日、議会にこもって、中津市の人口推計をしました。
7年前に、島根県中山間地域研究センターで研修を受けた「人口推計シミュレーション」の計算ソフトを活用しました。
中津市の2016年4月と2021年4月の住民基本台帳のデータを入力して作成しました。
2021年の83,517人に対し、2031年78,790人、2041年73,446人、2051年67,525人と減少していきます。
旧中津市エリアでは、2021年の70,311人に対し、2031年69,216人、2041年67,377人、2051年64,620人とじわりじわりと減少してきます。
旧下毛アリアでは、2021年の13,206人に対し、2031年10,083人、2041年7,400人、2051年5,143人と激減していきます。
市町村合併以降、旧下毛の人口減少は加速化しています。
地域を巻き込んだ移住、定住対策を推進していかないと、中津市の人口減少はさらに加速していきます。
旧町村ごとの人口の推移と推計をグラフにしました。
※人口推計は、島根県中山間地域研究センターの「人口推計シミュレーション」の計算ソフトを活用しています。
すべての旧町村で人口が激減していますが、耶馬渓町の人口減少が顕著です。
その要因は、高齢者の死亡と若者の転出、子どもの減少です。
旧町村ごとの14歳以下人口の減少が顕著で、これが将来人口に大きく影響しています。
市では、これまで子育て環境の整備に力を入れてきましたが、出生数の減少が顕著となっています。
早急に結婚や子どもを産む環境の整備と若者の移住・定住に力を入れなければ、この推計が現実のものとなってしまいます。
豊後高田市の「若者の移住・定住施策の推進」は、すぐには人口減少に歯止めがかかりませんが、10年、20年後には、その効果が確実に表れてくることはこの人口推計から明らかです。