活動報告
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2021/03/10:3月議会議案質疑
3月議会議案質疑

 3月10日、3月議会の議案質疑にトップバッターとして登壇しました。
 3月議会に上程されている予算や条例議案について、執行部の考え方を質しました。
 特長的な質疑・答弁を掲載します。
 詳しくは、文末の関連資料をご覧ください。
 

3月議会議案質疑

 議第9号令和2年度中津市下水道事業会計補正予算(第1号)の建設改良費のポンプ場建設改良費(222,000千円)について、
①資本的収入及び支出のポンプ場建設改良費の増額となった理由、
②事業の内容
③企業債の利息と償還期間は、
⓸角木雨水ポンプ場の処理能力と排水区域・面積は、との質疑に対して、
①改良費の増額となった理由は、国の3号補正に係る国土強靭化予算を活用し、事業実施年度を前倒すことで、事業の進捗率向上及び早期完成を図るものです。
②事業内容としましては角木雨水ポンプ場建設に伴う詳細設計及び調査費です。
③企業債の利息と償還期間は、下水道事業債の借入先については地方公共団体金融機構からの借り入れを予定しており、固定金利方式の元利均等償還で償還期間30年(5年据置)での借り入れ予定です。利息は、実際に借り入れる時の金利が適用されますが、現時点の利率は0.5%となっています。
⓸今回整備する雨水ポンプの排水面積は179.7haです。ポンプ能力は排水量7.5m3/秒を計画しています。との答弁がありました。
 角木、新大塚地区の浸水防止対策のため、ようやく雨水ポンプ場の整備が始まります。
※写真は、米山雨水ポンプ場の画像

3月議会議案質疑

 議第10号令和3年度中津市一般会計予算 衛生使用料の清掃使用料のごみ処理施設使用料(148,995千円)について、
①ごみ処理施設使用料の積算の根拠、改定時期は、
②持ち込みごみの料金改定による個人・事業者の影響額、(令和2年度予算額127,658千円、21,337千円の増)
③審議会の実施時期の答申「施策の実施時期については、社会情勢などを十分に考慮したうえで決定されるよう要望します。」との整合性は、との質疑に対して、
①ごみ処理施設使用料は、市民や事業者の皆さんが、中津市クリーンプラザへごみを持ち込んだ際に、その搬入重量に応じて施設使用料をお支払いいただくものです。令和3年度当初予算は、前年度の搬入件数及び搬入量を基に積算しています。家庭ごみの搬入料金は、現行は、10㎏あたり66円で、15㎏未満は無料となっていますが、15㎏未満無料を廃止とする料金改定を反映しています。また、事業ごみは、現行10㎏あたり110円から150円への改定を見込んでいます。
 家庭ごみの「ごみ袋有料化制度の導入」にあわせて、ごみ処理施設使用料の料金改定を考えています。
②影響額は、
・家庭ごみの影響額・・・約190万円
・事業ごみの影響額・・・約2,000万円
③ごみ処理施設使用料の改定は、中津市廃棄物減量等推進審議会からの答申を受け、社会経済情勢などを十分に考慮した上で決定します。との答弁がありました。
 コロナ感染症が終息し、経済活動が通常に戻るまで、市民や事業者に負担を強いるゴミ袋の有料化や事業系ごみの持ち込み料金の引き上げはすべきではないと考えます。

3月議会議案質疑

 また、街路事業費(88,131千円)について、
①宮永角木線の市及び県工事分の進捗率、
②完成予定年度は、
③道路の高質化(グレードアップ)の計画、
⓸一番橋の景観形成は、との質疑に対して、
①宮永角木線整備事業における市事業分の施工区間は、福澤旧居付近交差点から闇無浜神社までの延長約500mです。令和2年度末までの進捗につきましては、事業費ベースで約43%の予定となっています。
次に県事業分の施工区間は、市事業分の続きで闇無浜神社から県道中津高田線までの延長約130mです。令和2年度末までの進捗につきましては、事業費ベースで約30%の予定と伺っています。
②地元の協力を得て順調に事業が進んでおり、市及び県工事ともに令和8年度末の完成を予定しています。
③宮永角木線の高質化は、補助事業の採択要件を含め、県と協議を行っている状況です。
⓸一番橋周辺に設置されている橋名柱・石碑・案内看板等は、地域の声も聞きながら、移設できるものは出来る限り移設を行い、現在の風景を残すように考えています。との答弁がありました。
 福沢通りから産業道路につながる宮永角木線の工事は着々と進んでいますが、景観に配慮した道路に仕上げていく必要があります。

3月議会議案質疑

 公民館費の委託料の公民館事業費について、
①測量設計委託料、実施設計委託料の耶馬渓公民館の整備方針
②総事業費、財源は、
③建設の年次計画、用地の範囲、
⓸支所・サイクリングターミナルとの複合的な整備の検討は、との質疑に対して、
①現在の耶馬溪公民館は、建設から48年が経過し老朽化が進んでおり、過去の水害の際には一部が浸水するなど安全面の課題も抱えています。こうしたことから、建替えのための測量・実施設計に係る経費を来年度予算に計上し、整備に着手するものです。
 整備概要は、今後、地元等と協議・調整を進めますが、現時点で想定しています大枠の内容について答弁します。
まず、用地については、耶馬溪支所管内の各地域からのアクセスを考慮し、現地での建て替えを想定しています。また、浸水対策として過去に浸水した部分の土地について嵩上げ造成工事を実施する予定です。
②総事業費は約3億円を見込み、財源は過疎債を想定しています。ただし、事業費は今後の地元協議や設計内容によって変動する可能性があります。
③整備スケジュールは、現公民館の利用を継続しつつ、令和4年度から解体・造成工事に入り、令和6年度までにすべての工事を完了する計画です。
⓸「中津市公共施設総合管理プラン」の基本方針では、「機能の複合化」や「必要最小限の更新」が示されています。これに沿って、新たな耶馬溪公民館は隣接する支所庁舎の一部も活用し、適正な施設規模で複合的な整備を進める方針です。
また、生涯学習機能の他にも、災害時の避難所としての防災機能の強化、さらにはサイクリングターミナルなど周辺施設の機能の集約も視野に入れています。
 今後、地元の意見も伺いながら、住民にとって利用しやすい暮らしの地域拠点となるよう調整を進めていきたいと考えています。との答弁がありました。
 公共施設の延べ床面積を減少し、ライフサイクルコストを低減していくために、適正な施設規模や施設の複合化を推進していかなければなりません。

※議案質疑議事録抜粋は、関連資料をご覧ください。

関連資料