12月17日、12月議会の厚生環境委員会が開催され、付託された議案に対する質疑・討論・採決が行われました。
所属する委員会ではないため、委員会審査を傍聴しました。
今回紹介議員となった請願「家庭ゴミ無料収集の継続を求める請願書」について、請願人による意見陳述が行われました。
【請願趣旨】
消費税増税に加え、新型コロナウイルス禍で、医療・介護・教育・経済の格差は増し、マスク着用や消毒の徹底など私達の生活様式も変わり費用もかさんでいます。
廃棄物減量等推進審議会の資料によれば、燃やすゴミの中に15.9%の資源(紙類・トレイ・ペットボトル・布類)とプラスチック類が17.6%含まれており、合わせて33.5%となります。分別を徹底することだけで燃やすゴミを大きく減量することが可能なことが判りました。
有料という前に分別・資源化の説明会を徹底し、市民の意識を高めることこそ自治体の役割だと思います。
よって、家庭ゴミ無料収集を続けて下さい。
討論の後、「請願について継続審査とする動議」が提案され採決の結果、賛成5・反対2で継続審査と決しました。
継続審査の理由は、
現在、ごみ減量審議会で有料化の是非について論議が進められており、議会が先に結論を出すわけにはいかない。審議会の方針決定を受けて議会として是非を決定したい。とのことでした。
この請願は、24日の最終日に継続審査とするか採決が行われます。
確かに、現段階では審議会として有料化の是非を論議している最中であり、市民説明会での意見を踏まえて方向性を決定するとなっています。市も審議会の答申を受けて、有料化の是非を決定することとなるため、議会としての判断は審議会の答申が出た段階で判断することが妥当と考えます。