4月30日、中津市議会第1回臨時議会が開催され、上程された一般会計補正予算(補正額93億6550万円)を原案通り可決しました。
補正予算は、国の特別定額給付金(1人10万円)84億6382万円、発熱外来の設置補助金(800万円)、売上げが30%以上減少した中小事業者への家賃の8割補助(上限5万円、上限3か月)1億5126万円、予備費5億円等となっています。
私は、中小事業者等への家賃補助、県の特別融資に対する利子補給、防災備蓄品の購入の予算について議案質疑を行いました。
詳しくは、議事録(関連資料)をご覧ください。
提案された新型コロナウイルス対策関連予算は、市の独自支援策が不十分であり、給付金の支給開始時期も遅いため、議会として「補正予算に対する付帯決議」を全会一致で議決しました。
議第47号 令和2年度中津市一般会計補正予算(第1号)に対する附帯決議
議第47号 令和2年度中津市一般会計補正予算について、新型コロナウイルス感染症により、長期に亘り深刻な影響が出ていることを踏まえ、市域経済、雇用、市民生活を守るため、下記について、早急な対応が必要なことから決議する。
記
1.新型コロナウイルス対策関連事業の財源については、財政調整基金のみならず、地域振興基金等の有効活用を図ることにより、今後更なる支援策を講ずること。
2.特別定額給付金の給付については、一日も早い給付ができるようスピード感をもって対応すること。
3.中小企業者等賃料補助金の交付を早急に開始するとともに、売上減少率、家賃補助の割合、上限額などの補助要件や自己所有の事業者への支援などを、事業継続が可能となるように見直すとともに、状況によっては、期間の延長等も行うこと。
4.深刻化する市民生活、市域経済の状況を考慮し、予備費の充用にあたっては、有効かつスピード感をもって実施すること。
以上を決議する。
令和2年4月30日
大分県中津市議会