1月29日は、油津商店街の再生に向けた取り組みについて現地調査を行いました。
油津商店街では、たった3年ほどで寂しかったシャッター商店街が劇的に蘇り、数々のベンチャー企業が進出するなど、行政と市民が一体となってまちづくりに大きく動き出しています。
雇用が生まれることは、中津市の人口流出を防ぐことに直結します。希望の業種に就きたい若者が地元に残ること、地元で子育てや介護をしながら働けること、中津に帰りたくても仕事がないと悩んでいた人たちの受け皿ができるなど、ベンチャー企業進出による雇用創出には、さまざまなまちの未来が託されています。
製造業中心の企業だけでなくIT系のベンチャー企業誘致にも力を入れることにより、若い女性が働く場の確保につながると考えます。
今、中津市には、地域の経済特徴を活かした戦略的なマーケティングやPR、人を主体にしたまちづくりが必要と考えます。そのためにも、地域に入って住民と同じ目線でじっくりまちづくりに関わってくれる移住を条件としたコンサルタント(人)を全国募集すべきと考えます。
※視察報告書は、参考資料をご覧ください。
1月30日は、飫肥城下町の町並み保存と観光振興に向けた取り組み及び飫肥のまち再興プロジェクトの取り組みについて現地調査を行いました。
飫肥への観光客のほとんどが日帰り観光であることを踏まえ、飫肥を訪れた観光客の長期滞在を促すため、古民家を改修した宿を整備するとともに、宿泊客等にまちを周遊してもらうため、商店会の店舗や商品の情報が載ったガイドカードの作成や商店会内の店舗で購入できる地域食材を活用した料理のレシピ本を作成することで、魅力ある飫肥のまちづくりを実践しています。
中津市も飫肥城下町と同様に自然や街並み・景観に対する評価は比較的高いものの、体験、アクティビティに対する評価が低く、滞在時間が短いことが観光客満足度の低下を招いていると考えます。
そこで、昨今のインバウンド需要等にも対応した体験プログラムの構築や、宿泊施設の整備などで滞在時間の延長を促し、まちの魅力を高めることによって、中津への観光入込客数を増加させることが必要と考えます。
また、宿泊型観光を推進するため官民が連携して、城下町エリアや旧下毛に残る古民家再生による宿泊施設の整備や農家民泊施設の整備・誘導を推進する必要があると考えます。その際、行政や個人だけではその古民家再生の資金確保や運営を手掛けることが困難なため、「飫肥地区まちなみ再生コーディネーター」制度が参考となると考えます。
※視察報告書は、参考資料をご覧ください。