9月5日、中津市版DMO(観光地域づくり法人)の説明会に参加しました。
日本版DMOとは、 「日本版DMO」は、地域の「稼ぐ力」を引き出すとともに地域への誇りと愛着を醸成する「観光地経営」の視点に立った観光地域づくりの舵取り役として、多様な関係者と協同しながら、明確なコンセプトに基づいた観光地域づくりを実現するための戦略を策定するとともに、戦略を着実に実施するための調整機能を備えた法人です。
このため、「日本版DMO」が必ず実施する基礎的な役割・機能(観光地域マーケティング・マネジメント)としては、
(1) 「日本版DMO」を中心として観光地域づくりを行うことについての多様な関係者の合意形成
(2) 各種データ等の継続的な収集・分析、データに基づく明確なコンセプトに基づいた戦略(ブランディング)の策定、KPIの設定・PDCAサイクルの確立
(3) 関係者が実施する観光関連事業と戦略の整合性に関する調整・仕組み作り、プロモーション
が挙げられます。
また、地域の官民の関係者との効果的な役割分担をした上で、例えば、着地型旅行商品の造成・販売やランドオペレーター業務の実施など地域の実情に応じて、「日本版DMO」が観光地域づくりの一主体として個別事業を実施することも考えられます。
「日本版DMO」登録の5要件
(1)「日本版DMO」を中心として観光地域づくりを行うことについての多様な関係者の合意形成
(2)データの継続的な収集、戦略の策定、KPIの設定・PDCAサイクルの確立
(3)関係者が実施する観光関連事業と戦略の整合性に関する調整・仕組み作り、プロモーションの実施
(4)法人格の取得、責任者の明確化、データ収集・分析等の専門人材の確保
(5)安定的な運営資金の確保
中津市では、平成31年3月に、中津市観光振興計画を策定し、観光協会が5要件に基づき観光振興を進めており、改めてDMO登録をめざすよりも、宿泊型観光に繋がる具体的な観光施策を推進していく必要があると考えます。