6月17日、6月議会の一般質問に5名の議員が登壇しました。
私は、4番目に登壇し、以下の項目について執行部の考え方を質しました。
1.災害に強いまちづくりに向けて
①内水ハザードマップから見えてきた雨水排水対策
②浸水想定を考慮した避難所のあり方
③避難所機能の拡充
④災害時要支援者台帳の活用
⑤災害時要支援者個別支援計画の策定
⑥国土強靭化地域計画の策定
2.健康寿命延伸に向けて
①脳や運動機能の維持
以下に、特徴的な答弁を掲載します。
1.災害に強いまちづくりに向けて
(質問)
昨年9月の私の一般質問で、「公共下水道事業計画区域について、平成26年から平成29年度において、下水道雨水基本構想の見直しを行い、浸水シミュレーションの実施により求められる効果的な対策案をもとに、今後、下水道事業全体の事業費等を考慮して計画的に雨水幹線等の整備を行いたい」旨の答弁をいただきました。すでに、対策案は出来上がっているのか伺います。
【答弁;排水対策課】
整備計画につきましては、下水道事業認可変更後の令和2年度より、下水道全体事業費等も考慮しながら、計画的に整備を進めていきたいと考えています。
具体的には、今年度は中津市公共下水道の雨水基本構想の検討結果を基にしまして、重点対策地区に指定しています3地区、角木・新大塚地区、小楠・一ツ松地区、中央町・沖代地区より、事業効率の高いポンプ施設や雨水幹線の現地調査等を行ない、事業実施に向けた詳細な雨水整備計画の策定を致しまして、来年度より整備に着手していく予定です。
事業箇所や事業年度などの整備計画につきましては、国の補助金の予算配分に伴う事業費の確保や事業の進捗状況などにより、現時点では明確にお示しすることは困難でありますが、局部的な整備を含め基本的には雨水幹線の下流側から整備を進めていくことになると思います。
(質問)
全市的に、和式トイレの洋式化を推進している中で、避難所として指定している21カ所の公民館・コミュニティーセンター・交流センターのトイレの洋式化工事の進捗状況と今後の進め方について伺います。
【答弁;教育総務課】
公民館等のトイレ洋式化の現状についてですが、洋式化完了済みの施設は、14施設となっております。
その他、南部公民館、本耶馬渓公民館、東谷地区公民館、西谷地区公民館、城井地区公民館、耶馬溪公民館サニーホール、津民地区公民館の7施設については、トイレの一部が洋式化となっております。
なお、和式のみの施設はありません。
これまでも公民館等のトイレについては、洋式化改修を進めてきており、未改修トイレについては今後も順次整備していくこととしています。
(質問)
大規模自然災害に対して、市民の生命や財産を守り、地域・経済社会への致命的な被害を回避し、迅速な復旧復興に資する強靭な地域づくりを計画的に推進するために、「国土強靭化地域計画」を早急に策定する必要があると考えますが如何ですか。
【答弁;防災危機管理課】
国土強靭化計画の策定の必要性については十分認識しており、度重なる災害の発生と本年2月に開催された、県下の市町村担当者を対象とした国土強靭化計画出前講座により、改めて早期策定の必要性を強く感じたところであります。
これまで中津市では、国土強靭化の取り組みとして、ため池や橋梁の耐震化などについて、国や県の補助事業を活用しながら、総合計画に沿って災害リスクの回避に向けた整備を進めてまいりました。
また、計画策定に向けた取組みとしましては、説明会への参加や策定済みの他市への聞き取り調査などによる情報収集及び研究を行ってまいりました。
今後は、策定体制の整備と策定業務の具体的な進め方や、様々なリスクの特定・分析方法等についての情報収集及び研究を加速し、国や県の支援・助言を頂きながら、早期策定に向けて前向きに取り組んでまいります。
2. 健康寿命延伸に向けて
(質問)
現在、健康・体力づくりにとどまらず、生きがいや仲間づくりにつながるグラウンドゴルフの競技人口が増加しています。旧中津市内では、都市公園などを利用して無料でプレイできますが、都市公園の無い旧下毛地域では体育施設を利用するため、使用料が必要となります。この格差是正について伺います。
【答弁;体育・給食課】
現在、旧下毛地区のグラウンドゴルフを利用できる施設としては、三光総合運動公園や耶馬溪運動場、コロナ運動公園と言った体育施設や小学校の校庭、公民館のグラウンド等となっており、ご指摘のように利用施設よっては使用料が必要となっております。
特定の競技に使用料を免除、考慮することは困難と考えますので、利用団体のニーズを踏まえ、各支所と連携し、公有地の空きスペースや廃校となった学校の利活用など、無料でグラウンドゴルフを利用できる場所の確保に努めてまいります。
※議事録抜粋は、関連資料をご覧ください。