活動報告
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2019/02/04:臨時市議会の招集、全員協議会
臨時市議会の招集、全員協議会

 2月4日、中津市議会第1回臨時議会が招集され、議案が届きました。
 今回の臨時議会は、元市職員の不正行為による国庫補助金等の返還と訴訟の提起に関するものです。
 

臨時市議会の招集、全員協議会

 この事件は、中津市職員だった女性(63)が在職中に補助金を着服したとされる問題で、不正に取り扱った額は約1100万円に上るとしています。
 市は1日に詐欺と有印私文書偽造などの疑いで中津署に告訴状を提出し、加算金を含め女性に約1300万円の損害賠償を求めるため、大分地裁中津支部に提訴するための議案が提案されています。
 しかし、市の調査の中で、女性は「着服していない」と否認しているとのことです。
 市によると、問題となっているのは総合型地域スポーツクラブと放課後子ども教室への活動補助金で、2010年以降、講師への謝礼金を支払ったように装った支出などが相次いでいたとのことです。
 女性はクラブで2010年から、子ども教室で11年から、いずれも1人で会計を担当し、2016年3月に定年退職しています。
 2017年1月に外部からの指摘で発覚し、市は第三者委員会を設けて調査を行い、その中で女性は領収書や報告書などの書類を偽造したことは認める一方、「子どものための活動に使った」と話しているとのことです。
 補助金のうち約900万円は日本スポーツ振興センターと国、県が支出したもので、市が返還命令を受けています。その返還命令分の補正予算が上程されています。

 2月8日に臨時議会が開会され、訴えの提起、補正予算に対する審査、採決が行われます。
 議員としての監視が足りずに、市民の皆様に多大な心配とご迷惑をおかけしたことを拭くお詫び申し上げます。