活動報告
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2018/08/31:野生鳥獣による農林水産物被害の軽減に向けた研修会
野生鳥獣による農林水産物被害の軽減に向けた研修会

 8月31日、大分市で開催された「野生鳥獣による農林水産物被害の軽減に向けた研修会」に出席しました。
 講師の西日本農業研究センター鳥獣害対策技術グループ長「江口裕輔先生」から鳥獣被害防止対策について講演をいただきました。

野生鳥獣による農林水産物被害の軽減に向けた研修会

 これまでの研究を踏まえて、イノシシはチンパンジーと同じぐらい学習能力が高く、人間が誤った理解をしている。ネット上で、効果があると記載されている対策には効果がないものも削除されずに残っている。
 まずは、集落単位で防護柵を張ることが第1で、畑の回りにイノシシが隠れる場を作らないことが大切とご教示いただきました。

 全国的には、イノシシやシカの捕獲数は増加しているが、鳥獣被害額は横ばいとなっている。本来、集落近くに下りてきて悪さをしているイノシシやシカを捕獲すべきところを、山の中でおとなしくしている者を捕獲しているためであるとのこと。
 今後は、イノシシの生態を理解した上で、正しい対策を講じていく必要があるとご教示いただきました。