活動報告
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2018/03/26:日田往還(中津街道)現地調査
日田往還(中津街道)現地調査

 3月26日、耶馬溪町大字平田の岩屋地区から本耶馬溪町冠石野間の日田往還(中津街道)の現地調査に行ってきました。
 旧耶鉄の冠石野駅から耶馬溪方面に、山国川沿いに歩いて見ました。
 旧冠石野駅は、河川改修に合わせて整備が行われました。
 

日田往還(中津街道)現地調査

 橋のたもとから川に下りていくと、国土交通省の河川工事も終了し、市道にはバラスが敷き詰められています。
 この市道が、日田往還ではないかと調査していますが、文化財の担当者からは文献等の資料がないので断定はできないと言われています。

日田往還(中津街道)現地調査

 もう少し上流へあがっていくと、ノミで岩を削って作った石畳の道路が現れます。
 土砂に埋まって石畳が見えないとこもありますが、人工的につくられた路であることは明らかです。
 この道路は、岩屋地区まで河川敷にそって走っています。

日田往還(中津街道)現地調査

 これまでの豪雨災害で、道には土砂がかぶり、竹や木が生えて通れる状況にはありませんでしたが、河川改修工事の一環で歩いて通れるようになりました。
 何とか日田往還だったことを証明したいのですが、現段階では困難でした。
 

日田往還(中津街道)現地調査

 耶馬溪線が走っていた頃は、岩屋地区の皆さん方がこの路を歩いて、冠石野駅から耶鉄に乗っていたそうです。
 もしかしたら、耶鉄の線路敷きが、日田往還だったかもしれませんが、日田往還のルートは、時代とともに変遷してきた経緯があると文化財担当者から聞いたことがあります。