活動報告
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2017/12/23:日本遺産記念講演会、耶馬溪風物館特別展示会
日本遺産記念講演会、耶馬溪風物館特別展示会

 12月23日、本耶馬溪公民館で開催された日本遺産記念講演会に参加しました。
 この講演会は、耶馬渓風物館で開催している日本遺産認定記念特別展に合わせて開催されました。
 講師の吉田初三郎研究の第一人者である益田啓一郎氏から、「日本の観光イメージを創った絵師~大正広重・吉田初三郎と耶馬渓~」と題して講演をいただきました。
 鳥瞰図絵師・吉田初三郎の生涯や多岐に渡る活動、そして耶馬渓観光とのかかわりについてお話いただきました。

日本遺産記念講演会、耶馬溪風物館特別展示会

 終わりに、先生から
 今、各地で初三郎の鳥瞰図を再活用した「地域おこし」の取り組みが進められて、活性化している。
 まち歩き、地域の魅力再発見、観光パンフ・看板への再活用、商品ラベル(弁当・ビール・醤油)、外国人観光客へのアピールまで。
 また、中津・耶馬溪の情報は、から揚げ以外福岡まで届いてこない。豊後高田市は、アンテナショップを福岡に作った、日田市のニュースは西日本新聞に取り上げられる。
 どうやって、誰をターゲットに情報発信をしていくのかを考えていく必要があるとご教示されました。

※写真は、昭和16年に描かれた、大正広重・吉田初三郎の高弟前田虹映の作品。
 会場での写真撮影ができないので、ネットで探しました。

日本遺産記念講演会、耶馬溪風物館特別展示会

 午前中は、本耶馬渓公民館で開催されている特別展『空からみる-やばけい遊覧-』の展示解説を聞きました。
 展示解説していただいた講師の益田さんから、初三郎の鳥瞰図が印刷技術の進歩に合わせて変化してきたことをお聞きました。今回の展示では益田さんのコレクションも多数展示しており、大正から昭和にかけての町の変遷と全国から注目されてきた耶馬溪観光ルートの開拓など、歴史と浪漫を感じました。