2017/10/03:大分県市議会議長会議員研修会
10月3日、大分県市議会議長会の議員研修会に出席しました。
中央大学大学院の佐々木信夫教授から「地方は変われるか~議会はどう変われるか、自治会をどう変えるか」と題して、講演をいただきました。
今求められているのは、人口減少のシナリオを書く時代。拡大基調の総合計画の大幅見直しで、歳入に応じたサービスの提供=サービス量(いわゆる身の丈にあった行政運営)だとご教示いただきました。。
また、地方議員を巡る諸問題として、
・なぜ、議会は与党、野党の意識を持って対応するのか(個々の議員対首長)
・なぜ、政策・立法活動を首長のみに頼るのか(極端な首長依存、議会低下)
・なぜ、オール与党化して監視統制機能を自ら機能不全にするのか
・なぜ、執行機関の監査委員、都市計画審議会委員などを兼ねるのか
・なぜ、質問の事前通告をし、答弁を事前にすり合わせるのか(議員同士が議論)
・なぜ、議会は住民報告会や意見集約の機会を持たないのか(首長が先行)
との問題提起があり、改革の基本視点は従来の~議会改革は、従来の「行政改革(量的改革)」としての議会改革の面より「政治改革(質的改革)」としての議会改革がより重要と指摘されました。
中津市議会の現状を見れば、解決しなければならない課題が山積していますが、ひとつ一つ取り組んでいきたいと思います。