活動報告
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2017/08/22:企業誘致及び地域活性化研究会視察(国東市、豊後大野市23日まで)
企業誘致及び地域活性化研究会視察(国東市、豊後大野市23日まで)

 8月22日、市議会の融資で結成している企業誘致及び地域活性化研究会で、国東市の牡蠣養殖と女性農業起業家のリーフレタスの水耕栽培の取り組みを調査しました。
 国東市のカキ養殖は、ヤンマーマリンファームと地元漁協が取り組んでいるカキ養殖で、カキの種苗を人口養殖し、エビの養殖場で会った池で育成して、沖合で垂下養殖するシステムです。
 中津のひがた美人と異なるのは、沖出しの方法が篭養殖と垂下養殖の点です。
 篭養殖では、フジツボや自生のカキが篭に付着するため、海域の適地を探すことが必要で、特定の場所(小祝沖)だけで、適地を探すのは難しいとの話でした。
 養殖コストは、生産量が少ないために、かなり高く金額の提示はありませんでした。

企業誘致及び地域活性化研究会視察(国東市、豊後大野市23日まで)

 また、女性農業起業家の平山さんが設立したウーマンメイク㈱では、農業経験のない28歳の平山さんがが、国の補助金(1/2)を活用して、約1億円のハウスを作り、4種類のリーフレタスを水耕栽培しています。
 従業員は16名で、年商6000万円を売り上げ、5年後には1億円を目指しています。
 リーフレタスは、大分空港を利用して、関東や関西に空輸していますが、陸路より安い運賃で運べるとのことでした。
 栽培するリーフレタスの9割は契約栽培のため、年間通して安定した価格で、計画的に生産できているとのことでした。
 全てが女性従業員で、女性の生活スタイルに合わせた勤務サイクルを作り、子育てしやすい労働環境を作っています。
 地元の認定農業者の方々の支援と協力があったからこそ、問題もなく生産ができていると語っていました。

企業誘致及び地域活性化研究会視察(国東市、豊後大野市23日まで)

 今後、リーフレタス以外の作物の栽培規模を模索中で、国の補助金の制約の弾力的な運用とと行政の前向きな支援を期待したいとのことでした。

企業誘致及び地域活性化研究会視察(国東市、豊後大野市23日まで)

 また、グリーンツーリズム豊後大野市農家民宿研修会の取り組みを調査しました。
 原田会長より農家民宿を行う上での心構え、お客様との接し方、料金設定等について説明を受けました。
 参加者11名が、3つの農家民宿に別れて宿泊体験をしました。
 地元の美味しい料理をいただきながら、豊後大野市の見所や歴史、農家民宿を始めた経緯等のお話をお聞きしました。
 地元に愛着をもった方と夫婦の協力が取れる家庭であれば、空き部屋を使って農家民宿ができると確信しました。