活動報告
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2017/07/24:厚生委員会と障がい者団体との意見交換会
厚生委員会と障がい者団体との意見交換会

 7月24日、19時から、小楠コミュニティーセンターにて、身体障がい者協議会と市議会厚生委員会との意見交換会を開催し、厚生委員会委員6名と身体障がい者協議会25名の方が参加していただきました。
 今回のテーマ「交通支援、買い物支援、暮らしの困りごと」について、沢山ご意見を頂きました。


 議会としての発言要旨は、正式に作成しますが、以下のご意見を頂きました。
①聴覚障害者でも車の免許を持っていない方がいるので、タクシーチケットを頂きたい。
②議員の方に、障がい者の気持ちをわかっていただくため、疑似体験をしていただきたい。昼間は見える視覚障がい者でも、夜間は見えない方もいる。
③議会の傍聴に行ったが、答弁者の声が聞き取りにくい。障がい者に対する視点は、社会モデルで考えてほしい。予算200万円でどこに点字ブロックを設置してほしいのではなく、どこに点字ブロックが必要かの視点で検討してほしい。
④高齢になり車の運転でヒヤットすることが多くなった。今、免許の更新が難しくなっているが、免許がないと生活に支障が出る。高齢ドライバーの免許返納者にタクシーチケット等の支援を検討してほしい。
⑤肢体不自由で、福祉タクシーを頼むと1割引きでも片道1600円もかかった。(運賃1000円+補助経費600円)。一般タクシーの障害者の乗車拒否もあると聞いている。指導をしてほしい。
⑥タクシーチケットは、療育手帳A判定しか支給されていないが、B判定の人でも車の免許を取るのが難しい。
⑦大分県下では、タクシーチケットを視覚障がい者2級まで支給しているところもあり、実態に応じた支給基準に改善してほしい。
⑧大貞地区のサイクリングロードの白線が消えているところがある。視覚障がい者2級でも白線がないと歩けない。市役所や公園等に、一人でも歩ける手すりを付けてほしい。
⑨教育福祉センター内に障害者用のプールを作ってほしいと要望したが難しかった。議場で執行部の話を聞くだけではなく、現場、当事者の生の声を聞いてほしい。杖がグレーチングに入ってしまうところがある。
⑩旧耶馬溪道路(宮永)の歩行帯の白線内が狭く、街灯も少なく暗いので、視覚障がい者が歩くのが怖い。宮永地区から、避難所の豊田公民館、豊田小に歩いていけない。
⑪視覚障がい者ですが、中津駅でホームに落ちたことがある。駅員もいない。
ソニックの段差解消はできているが、車内の揺れが激しく、駅に着く前に車内の通路を歩くときに頭をぶつけることがある。
 同行援助ではタクシーを利用してヘルパーと一緒に行くこととなっている。ヘルパーの会社の車を利用できるようにしてほしい。また、病院内は対象外となっているが、院内を」ガイドヘルパーや介護福祉士がサポートできるようにしてほしい。
⑫聴覚障害者で蛇に噛まれて川島病院に行ったとき、別の病院に行ってほしいと言われた。3時間後行橋の病院で治療を受けることができたが、先方に電話をしてほしかった。
⑬聴覚障がい者とのコミュニケーションツールとして手話を普及してほしい。何かあった時の通訳を母にお願いしている。もっと、ライン等を使える場が増えてほしい。
⑭手話言語条例を作ってほしい。メール等でやり取りできる環境を構築してほしい。
⑮聴覚障害で、小楠校区での防災訓練の放送が聞こえない。日だと自分だけしかいないので、土日に放送してくれると家族が教えてくれる。緊急時にメールを流してほしい。民生委員に手話を覚えて頂きたい。
⑯視覚障がい者の日常生活用具の給付で、家庭内に障がいのない家族がいると給付を受けられないことがあるので、改善してほしい。
⑰一般のタクシー会社では、障がい者に対する乗車拒否があるので、介護タクシーを使わざるを得ない。
⑱視覚障がい者には、今日の資料も点字でないとわからない。市からいろんな文書が届くが、点字、拡大文字、音訳するなど健闘してほしい。
⑲緊急放送設備の声が聞こえない。対策を講じてほしい。
 

厚生委員会と障がい者団体との意見交換会

 最後に、「初めて、議会の厚生委員会の皆様方に障害者の生の声を聞いていただき感謝している。障がい者も社会の構成員であり、今住んでいる地域で暮らしたいと願っている。
 自分から障害がありますと手をあげ、緊急時は助けてほしいと声を上げてほしい。
 隣にいる人が手助けをしていく、そんな町になってほしいと願っています。」との感想を頂きました。
 ご提案頂いたご意見は厚生委員会で協議して、執行部に提言していきます。