2017/02/04:NPO法人中津まちなみ会視察(2/5まで、熊本市、天草市、荒尾市)
2月4日、5日、中津まちなみ会の視察で、阿蘇神社、熊本城、天草キリシタン館、三角西港、三池炭鉱万田坑に行ってきました。
阿蘇神社では、地震で倒壊した国指定重要文化財「楼門」の修復工事が始まっていました。建物の完全復旧に約10年、約20億円がかかるとのことで、寄付の受付をしていました。
熊本城では、倒壊した石垣の撤去工事が始まっていましたが、建物の改修は始まっていないようでした。
痛々しいお城を見て心が折れました。一刻も早い復旧を願っています。
天草の下田温泉に泊まり、翌日は天草キリシタン館に行きました。平成22年にリニューアルオープンをしています。
この建設費は、5億5700万円、延床面積998㎡、運営費3400万円、入館者数65000人。
中津の新歴史民俗資料館は、建設費14億3300万円、延床面積2687㎡、運営費4400万円、入館者予定数35000人となっています。
入館者数も少なく、中津市の運営費は過小計上で、費用対効果はかなり悪いと実感しました。
2015年世界文化遺産に登録された三角西港に行ってきました。
三角西港は、日本で唯一残る明治期の港です。
国も重要文化財に指定されている石積みの水路や埠頭は、まさに日本の歴史的建造物です。
最後に、世界文化遺産に登録された荒尾市の「三池炭鉱万田坑」に行ってきました。
1997年(平成9年)に閉山しましたが、今にも動きだしそうな巻揚げ機は国の重要文化財に指定されています。
赤レンガの建物や重厚な機械は、日本の近代遺産として後世に引き継いでいかなければなりません。
ボランティアガイドの皆さん方の説明も非常に分かりやすく、温かいおもてなしを頂きました。