12月4日、小幡記念図書館で開催された中津市民病院主催の市民公開講座に参加しました。
テーマは、「~地域の皆さんに、より良い医療を提供するために~」でした。
基調講演では、厚生労働省関東信越厚生局 医事課長の武末 文男氏より「地域のみんなで困っている人を助け合うような町づくりをめざして」と題してご講演をいただきました。
少子高齢化の中で、地域包括ケアシステムの導入が急務となっており、かかりつけ医を持ち、往診による在宅治療の可能性についてご示唆いただきました。
中津市の人口減少も加速してくる。その要因は18歳から35歳の子どもを産む世代の市外への転出が顕著であるとのこと。中津は製造業の雇用が増えてきており、男性の雇用は進んでいるが、女性の雇用が進んでいないのが原因ではないかと考察されています。
第2部では
①行政の立場から 大神 貴史氏(大分県北部保健所 所長)
②開業医の立場から 末廣 朋耒氏(中津市医師会 会長)
③病院の立場から 是永 大輔氏(中津市民病院 院長)
④「心臓血管外科開設にあたって」 木村 龍範氏(中津市民病院 副院長)
⑤「地域基幹病院の歯科口腔外科診療」 髙橋 喜浩氏(中津市民病院 歯科口腔外科部長)
から、取り組みの報告が行われました。
第3部では、 「よい病院とは?~現状と問題点~」 をテーマに、パネルディスカッションが行われました。
鴻江 俊治氏(田川市立病院 病院長) を座長に、5名のパネリストの
【市民代表】小住 利子氏(中津市議会 議員)
【看護とケア】辛島 正信氏(中津市民病院 看護師長)
【救急医療】折田 博之氏(中津市民病院 副院長)
【小児・周産期医療】合志 光史氏(中津市民病院 副院長)
【地域がん医療】福山 康朗氏(中津市民病院 がんセンター長)
から、よい病院とは?をテーマに報告が行われました。
最後に横田 昌樹氏(中津市民病院 事業管理者)から「地域基幹病院の役割と課題」と題して、市民に愛され、信用される市民病院に向けての報告が行われました。