2016/07/01:深耶馬渓の崩落調査
7月1日、6月30日未明に崖崩れが発生した耶馬渓町深耶馬の景勝地「一目八景」に行ってきました。
「鳶(とび)ノ巣山」山腹の石柱岩(横約20メートル、縦約25メートル)が崩れていました。
7年前に名勝耶馬溪景観再生事業でこの付近を探査しました。その頃の写真の赤の部分が崩落したものと推測されます。
ここは人が立ち入らない場所ですが、人災がなかったのが幸いでした。
一目八景から見える鳶ノ巣山から夫婦岩、群猿山の下には大きな岩があり、過去に崖崩れで崩落したと聞いています。
崖崩れは100年以上にわたって起きていなかったということですが、なぎ倒された紅葉は50年かかって立派に成長したものだそうです。
「レストランろんくめいかん」でやまかけ蕎麦を食べている途中、おやじさんが、「また紅葉を植えて、元の姿に戻そう」と語ってくれました。
耶馬渓は過去、このような自然の営みを繰り返して、今の景観ができてきました。
この機会に、新しい耶馬溪の景観と麗谷(うつくしだに)での森林浴、そして美味しいお蕎麦を食べに、耶馬溪にお出で下さい。