活動報告
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2016/03/31:先進地現地調査(福山城、鞆の浦、4/1まで)
先進地現地調査(福山城、鞆の浦、4/1まで)

 3月31日、先進地視察で福山城と鞆の浦に行ってきました。
 福山城の城跡は国の史跡に指定され、現存する建造物としては伏見櫓と筋鉄御門(共に国の重要文化財)があり、現在の天守は昭和41年(1966年)に月見櫓、御湯殿と共に復興された鉄筋コンクリート製のものである。 

先進地現地調査(福山城、鞆の浦、4/1まで)

 隣接する広島県立歴史博物館で、中津城の天守閣が記載されている西国筋海陸絵図を発見。絵図には、はっきりと3層の天守が描かれています。
 歴史博物館の来館者は少なく、このタイプの公共施設の必要性を疑問視しました。

先進地現地調査(福山城、鞆の浦、4/1まで)

 次に向かった鞆の浦は、道路計画と景観の保全が争われたところで、景観法制定によってこの裁判がどのように結審するのかが注目された場所です。
 最終的に道路計画は白紙撤回され、鞆の浦の景観が保全されることとなりました。
 

先進地現地調査(福山城、鞆の浦、4/1まで)

 鞆の浦は、国の伝統的 建造物群保存地区の指定を目指してまちづくりを進めており、歴史的建造物も数多く残っています。
 

先進地現地調査(福山城、鞆の浦、4/1まで)

 また、坂本龍馬ゆかりの地として、町おこしを行っています。

先進地現地調査(福山城、鞆の浦、4/1まで)

 この風光明媚な景観は、日本国民の財産であり、後世に残していかなければなりません。
 中津市の景観条例や計画を作成している頃、鞆の浦の景観保全の裁判を知り、一度訪ねてみたいと思っていましたが、やっと念願が叶いました。