2015/06/15:広島県竹原市歴史的町並み調査(16日まで)
6月15日~16日、広島県竹原市の重要伝統的建造物群保存地区の街並み調査に行ってきました。
遥か平安時代、京都下鴨神社の荘園として栄えた歴史から「安芸の小京都」と呼ばれる竹原です。
江戸時代後期に製塩や酒造業で栄えたお屋敷や由緒あるお寺と町並みが今もそのまま保存されています。
この町の建物は、棒瓦の屋根と塗りごめ壁、ふかい飴色の格子窓が特徴です。
写真は、NHKのマッサンの主人公の生家の「竹鶴酒造」さんです。
2日目、時間あったので史跡広島城跡二の丸表御門に立ち寄りました。
現在の表御門は、平成元年の広島城築城四百年を記念して復元に着手し、平成3年に完成しました。復元では、昭和9年に当時の陸軍第五師団経理部が作成した実測図をもとに、発掘調査の成果や明治期から昭和期にかけての写真を総合的に検討して、焼失後も残存した表御門の礎石(柱下の石)上に、昔どおりの工法によって往時の姿をよみがえらせています。
今回の歴史的街並み調査は、議会を通しての視察ではないため自費での調査活動ですが、まちづくりをライフワークとして、全国の街並みの調査に出かけていきたいと思います。
昔の街並みを残すためには、行政のバックアップも必要ですが、そこに暮らす人たちの我がまちに対する誇りと高い志を感じました。
田舎の里山を保存、継承のも同様だと思います。