活動報告
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2014/01/20:会派視察(岡山県真庭市)
会派視察(岡山県真庭市)

 1月20日、会派の視察で岡山県真庭市に行き、バイオマス政策課の担当者から真庭市のバイオマスタウン構想について説明を受けました。
 真庭市は、人口49,280人、行政面積828㎢のまちで、行政面積の約80%(面積65,635ha)が山林で、西日本有数の木材集散地域です。
 平成5年に若手リーダーが「21世紀の真庭塾」を立ち上げ、環境まちづくりシンポジュームの開催を皮切りに、バイオマスタウン真庭に向けた取り組みがスタートしました。
 真庭市は、バイオマスタウンの実現を目指し、「賑(にぎ)わいと安らぎのある杜市(とし)」づくりを目標に数々の振興策を行っています。

会派視察(岡山県真庭市)

 具体的なバイオマスを活用した事例として、木片コンクリート製品(ヒノキのチップとセメントを混合したコンクリート製品の製造)、バイオマス発電(自社の工場内で発生する木くずを利用した発電)、木質ペレット(自社の工場内で発生する木くずを利用したペレットの製造)、バイオディーゼル燃料(市内で発生する廃食油を回収、精製した燃料の製造)等を行っています。
 製造されたペレットやチップは、民間や公共施設、個人宅のボイラーやストーブに使用され、市も補助金を支給しています。
 

会派視察(岡山県真庭市)

 真庭市は、約30社の製材所や製品市場が市域に存在し、林地残材や製材端材、樹皮など、これまで使用されていなかった資源を有効活用しています。
 新庁舎には地元産材を大量に使用し、また教育委員会では、真庭モデルの教室の机・いすの開発を行うなど、全市を挙げて取り組みを進めています。
 中津市もたくさんの森林資源を有しており、中津モデルの椅子・机の作成、林地残材の有効活用に向けた施策の展開が必要と感じました。

会派視察(岡山県真庭市)

 市の担当者から紹介された旧遷喬尋常小学校校舎に立ち寄りました。
 この施設は、岡山県真庭市(旧真庭郡久世町)にある歴史的建築物で、日本の学校建築の設計基準が確立した明治後期における独特な擬洋風校舎として国の重要文化財に指定されています。