活動報告
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2013/10/29:新生市民クラブ視察(福井市)
新生市民クラブ視察(福井市)

 10月29から3日間、福井県、福井市、金沢市に会派の視察に行ってきました。
 初日は、福井市で観光振興の取り組みとして、福井市観光ビジョンと現状、具体的な取り組み、成果と課題について、観光推進課久々津副課長より説明を受けました。
 福井市では、観光アドバーザーとして、元ANA宣伝部長の安野俊彦氏を迎え、週4日間職員と机を並べて、福井市の観光施策を展開しています。
 

新生市民クラブ視察(福井市)

 特に力を入れているのが、一乗谷朝倉氏遺跡を活用した観光浮揚で、特別史跡、特別名勝、重要文化財のトリプル指定スポットであり、城下町跡が完全な形で残っている「日本のポンペイ」といわれる施設を売り出しています。
 観光アドバイザーの安野さんのつながりで、クリエイティブ・ディレクターの佐々木宏さん、アート・ディレクターの副田高行さん、カメラマンの藤井保さんによる「一乗谷ディスカバリー・プロジェクト」を推進しています。あの有名な「なにもないポスター」です。
 福井市が一乗谷朝倉氏遺跡をテーマにした観光ポスターが、交通広告グランプリ2011で最高賞のグランプリに選ばれました。

新生市民クラブ視察(福井市)

 さらに、ソフトバンク社の有名なお父さん家族シリーズを、一乗谷朝倉氏遺跡に巻き込んでいます。

 次のステージとして、以下の3点を推進する計画となっています。
 ①上質な観光地としての位置づけ
  ・本物の遺跡をゆっくり観光できる。
 ②常に情報発信をする
  ・マスコミに取り上げてもらえるような仕掛けを企画する。
 ③受け入れ体制の強化
  ・おもてなしの充実と質の向上を図る。

 ※一乗谷朝倉氏遺跡の内容は、関連記事をご覧ください。

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 一乗谷朝倉氏氏遺跡を中心に据えた観光浮揚に取り組んでいる福井市ですが、市内にも福井城址や北ノ庄城址武家屋敷跡、養浩館庭園、風情のある愛宕坂など観光スポットを有しており、点を線につなげて面にしていく必要があると感じました。これは、中津市も同じです。
 外部から観光アドバイザーやクリエイターを招致し、新たな観光浮揚策を練っていただくことの必要性を強く感じました。