活動報告
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2013/05/08:中心市街地活性化研究会(長岩城、平田城現地調査)
中心市街地活性化研究会(長岩城、平田城現地調査)

 5月8日、議会の中心市街地活性化研究会主催の「軍師官兵衛ゆかりの地を巡る第3弾」を開催し、文化財課の浦井主任のガイドで耶馬溪町の長岩城、平田城に登ってきました。 

 長岩城は、耶馬溪町川原口にある山岳城で、下毛郡の支配者であった豪族野中氏22代390年間の居城です。初代城主野中重房が、建久9年(1198年)創築し、南北朝、戦国時代に増改築されました。天正16年(1588年)黒田長政の大軍に攻め落とされ、以後廃城となりました。 

 この城は高い山や深い谷窪、岩壁等の天険の要害を取り入れ、石塁、砲座、塹壕等にて防備を補強した山城です。
 二十余ヶ所に点在する石塁の長さは、延七百メートル余の長さに達するそうです。
 戦国時代の山城としては、九州における最大規模のものであり、尚銃眼のある石積櫓は全国に類例をみない貴重な文化遺跡です。

中心市街地活性化研究会(長岩城、平田城現地調査)

 午後からは、耶馬渓町平田にある「平田城」に登ってきました。

 平田城跡は、白米城(まったけじょう)とよばれる城館跡です。
 もとは野仲氏の支城でしたが、長岩城落城後、黒田二十四騎の一人栗山利安に旧領が与えられ、利安は平田城を居城としました。
 黒田騒動で有名な栗山大膳は利安の子で、幼少期をこの城で過ごしました。現在、城跡には黒田時代の石垣の一部が残っています。

 3回にわたる軍師官兵衛ゆかりの地を巡る調査を踏まえ、観光客招致や施設整備のあり方を今後研究していきたいと思います。

  今、はやりの「城ガール」の皆さん方には、長岩城・平田城を探訪して頂きたいと思います。