2012/05/07:中津干潟の調査
5月7日、潮干狩りに行き、中津干潟(下水処理場下)の砂やあさり等の状況について調査を行いました。
土手下の砂浜では、県土木事務所が土塁堤を設置し、東側の蛎瀬川河口部への砂の移動防止実験を行っています。土塁堤の西側には、砂が堆積し効果が認められますが、もっと沖まで土塁堤を伸ばさないと蛎瀬川河口部の砂の堆積は、解消できないと感じました。
7日は、大潮で中津干潟の沖合い4kmまで、歩いて行きました。
昔はたくさん採れていた約1cmから4cm位のキヌガイが繁殖していましたが、アサリは全く見当たりませんでした。
キヌガイの近くで、貝を食べる約50cmほどのナルトビエイを見つけました。海には丸い円盤状の掘った跡が残っており、これがナルトビエイの食べた跡と聞きました。
そうするとかなりの数のナルトビエイが生息していることが推測されます。
アサリやキヌガイを食べるナルトビエイの除去や試験的に実施しているアサリの養殖実験、放流事業により、中津の漁業の再興を図って行きたいと考えています。
今日の収穫は、キヌガイの生息の確認とナルトビエイの実態がわかったことで、写真だけ撮って帰りました。