活動報告
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2012/02/28:TPPの幻影と真実に関する講演会
TPPの幻影と真実に関する講演会

 2月28日、大分県TPP交渉参加阻止共闘会議(JAグループ大分)主催の「TPPの幻影と真実に関する講演会」に、会派で参加しました。
 ジャーナリストの東谷 暁さんより「TPP交渉に対する米国のねらいについて」と題して講演を頂き、『アメリカのTPPの狙いは、輸出を2倍にし国内の景気を良くして雇用を拡大すること。本当のターゲットは、農業ではなく金融と投資で、JA共済の解放や農地と農業生産法人への投資を目論んでいる。』とのことでした。
 次に、京都大学大学院准教授の中野剛志さんより「国際社会の中でのTPPとわが国のとるべき立場」と題して講演を頂き、『米国は、ドル安戦略とTPPの組み合わせによって、自国の市場や雇用を日本企業に奪われることなく、日本の市場を獲得することができる。だから、日本のTPPへの参加は、米国の輸出を増やしうる。しかし、日本の輸出はわずかも増えない。』とのことでした。
 今日の講師は、TPPに反対の立場での講演でしたが、賛成論者の考え方を論破できうる根拠と理論を聞くことができ、大変有意義な講演会でした。

TPPの幻影と真実に関する講演会











【ジャーナリストの東谷 暁さん】

TPPの幻影と真実に関する講演会











【京都大学大学院准教授の中野剛志さん】