活動報告
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2012/01/25:会派先進地視察(仙台市、気仙沼市、27日まで)
会派先進地視察(仙台市、気仙沼市、27日まで)

 1月25日から26日の3日間、宮城県の仙台市と気仙沼市に会派で視察に行ってきました。
 仙台市では、保育所や児童館、子育て支援センターとは別に、子育て支援の拠点施設として「子育てふれあいプラザ“のびすく仙台”」を設置し、気軽に親同士の交流ができる「ひろば事業」による育児の孤立化の解消、「一時預かり」によるお母さんのリフレッシュや就労支援、保育園・育児サービス・市民グループ・幼稚園等の「子育て情報」の発信を行っています。
 中津市においても教育福祉センターで“桜っ子広場”を実施しているが、施設規模も小さく、託児支援や子育て情報の発信ができていない状況にあります。この施設は男女共同参画の視点を取り入れ、育児をしているお母さんのリフレッシュや就労支援のための託児を実施しており、子育て支援の施策にお母さんへの支援を取り入れることが必要と感じました。

会派先進地視察(仙台市、気仙沼市、27日まで)

 










 東日本大震災から9カ月が過ぎた気仙沼市では、震災復旧が進められ、がれきは町中から消えつつあります。
 これまで、各自治会や小・中学校では、日頃から防災訓練等を実施してきましたが、平成22年に発生したチリ地震による津波で、大きな被害が出なかったため避難が遅れてしまったとのことです。
 また、避難所では、市議会議員等が中心となり避難所の運営等に関わり、県外のボランティアの支援よりも自主的に運営することで、避難民の自主性が高まったとのこと。昨年10月に気仙沼市震災復興計画を策定し、議員自ら地元で説明会を開催し、今後は、本計画に沿って復興を進めていくとのことです。
 気仙沼市の津波被害の甚大さから、常日頃からの防災訓練と防災意識の高揚、継続性の必要性を痛切に感じました。高い堤防の設置に賛否が分かれており、津波が見える程度の堤防でなければ、避難の初期対応が遅れるという意見は参考となりました。今回の視察結果を中津市の防災計画の策定に反映させていきたいと思います。

会派先進地視察(仙台市、気仙沼市、27日まで)

 










 気仙沼市では、復興協会の紹介で牛舎の牛糞の片付け作業を行いました。
 飼い主の80歳のふみこさんの連れ合いは、震災のすぐ後にお亡くなりになり、現在仮設住宅に住んでいるそうです。一人では牛の世話ができないため、復興協会にボランティアの要請が来たそうです。
 牛の「ふくちゃん」は、津波が鼻の下まで来て、手綱を振り切って丘まで逃げてきたそうです。